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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

新疆--トルファン


「感動が肌に伝わってきた」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「ウルムチ」の写真を公開しています。

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ウルムチからトルファンへ向かう道路の左右の広大な、
ウイグル自治区では、多くの風力発電所が見られた。
トルファンに向かう道の途中バスを停めて頂いた。

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高速で走り抜けるバスの窓から肉眼では綺麗でも、
写真に撮影した画像を確認すると画像がブレている。
私はガイドと運転手にお願いして、バスを停めてもらった。

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外に出て無数の風力発電の大きなプロペラを見ると、
何とも言えない感動が肌に伝わってきた。中国の友は、
文句は言うのであるが、一人で発言をしたりはしない。

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小さい頃からの教育方法が問題なのかは別にして、
どうも納得出来ない所が、あまりにも多すぎるし、
礼儀作法に関しては全く教育を受けていないような、
そんな気がしてならないが文化大革命以後変わったのか?

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「トゥルファンでは海抜がマイナス」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「トルファン」の写真を公開しています。

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トルファンはトルファン盆地の中央辺りになり、
北の方を眺めると5000メートル級の天山山脈が見れる。
海抜2500メートルの所にあった湖を旅してきたが、
トゥルファンでは海抜がマイナスになってしまう。

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トゥルファン市街の近くにあるアイディン湖の水面は、
海抜がマイナス154メートルと、中国で最も低い。
トルファンに向かう途中でブドウ園とカレーズを見るため、
バスを降りてブドウ園の中に入ると先に土産物屋へ入る。

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中国の何処の旅行社でも同じように、観光地の土産物屋と、
つながっており、必ず土産物屋に入る仕組みになっている。
もし土産物屋の中に入らず、先を急いだ場合には、
土産物屋のサインがなくガイドはチップをもらえない。

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私が不思議に思いガイドに質問した事があるが、
私たちの仕事の手助けをして下さいという内容の説明を、
受けた事があるが、買い物が目的ではない旅なので、
いつも時間が勿体無いと思うのは私ばかりではないと思う。

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「天山山脈の雪解け水」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「トルファン」の写真を公開しています。

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トルファンへ行く途中にある葡萄園へより土産物屋に、
入ったが、買い物意欲が湧かないので直ぐに外へ出た。
外では葡萄園と言うだけあって、多くの葡萄の棚があった。

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暫しの間ブラブラしながら、私を除いた11名を待ったが、
外に出てきた中国人の手には沢山の買い物品が握られ、
これからトルファンへ向かい観光をするという感じが、
見受けられず、彼らの話はもっと買えばよかったと・・。

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この一帯は農業が主で、ブドウ・綿花・ハミウリが特産。
だが砂漠地帯に水をどうやって運んで来るのか興味を持った。
博物館に入り、古来よりの農耕器具や井戸の説明を受けた。
水源は天山山脈の雪解け水を、山の麓から持って来る。

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山麓から30mほどの間隔で、並ぶように井戸を掘っていく。
その井戸の底部分を掘りつなげて水路としたものである。
10世紀後半にイスラムよりウイグルへ伝わったと言う事で、
その井戸や掘りつなげた地下の仕組みをカレーズと呼ぶ。

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「雨花石と呼ばれる石」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「トルファン」の写真を公開しています。

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写真の石は、10年ほど前に南京を旅した折に南京郊外で、
見た雨花石と言う名の石に似ていた。雨花台というのは、
中国共産党と国民党とが争い、戦闘が一番激しく、
多くの兵の流血があり、兵の礼を敬う為に建てられた。
 
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その雨花台の雨花石と呼ばれる石は、水に浸けると、
メノウのように光沢があり、半透明の飴のような石で、
写真の石は、雨花台で聞いた話しでは、南京の地でしか、
取れない石との事だったが、何処でも採取出来ると思った。

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10世紀の後半に砂漠の水が少ない地方へ水を運ぶ方法が、
イスラムより伝えられ、現在豊富な農作物が出来る。
ブドウ棚の手前には、イスラムより伝授された井戸を掘り、
その井戸の水を溝を掘りつなげたカレーズがあった。

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イスラム世界のイランやイラクまたカイロなどは確かに、
砂漠化して水の供給に困る地方が多く、生きるための、
知恵から生まれた方法なのであろうと思ったが、次々に、
井戸を掘り、その井戸の底をつなげていく方法は、
当時としては画期的な方法だったろうし今に受け継がれる。

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「新疆の民族弦楽器」

「中国上海写真ライフ」では、
新疆自治区「トルファン」の写真を公開しています。

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道順に沿って歩いて行くと、新疆の民族弦楽器が展示され、
ラワープ、ドタールと言われる弦楽器や、ダブと呼ぶ、
タンバリンの皮に絵が施してあり、上海からの大学講師が、
買えるかどうか聞いていたが、非売品と言う事だった。

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ラワープという弦楽器はマルベリーという名の木材から、
本体が作られ、高級品にはスネークスキンが張ってある。
展示品の横に置いてあるラワープという弦楽器を弾いてみた。
高校時代からギターを弾いていたので簡単だった。

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マンドリンのような弦楽器とスネークスキンが張ってある、
ラワープという弦楽器とでは、ラワープの方が澄んだ音が、
何とも三味線の高い音にも似ており、その独特の響きに、
安心感と楽しさが湧く感じだったが、このトルファンなので、
マッチしているが、上海へ持ち帰れば違和感が出ると思った。

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中国のどの地方でも見られる丸木を干し乾いてから、
丸木の部分を少しずつ削りながら作り上げた置物である。
中国の観光地の中でも雲南省や河南や湖南などで見掛けたが、
こちら新疆トルファンのはまた見事な彫りかたであった。
一人の中国人が記念にと小さい彫り物を買っていた。

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「翡翠の類で輝石の硬玉」

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以前牛の蹄(ひづめ)で作った水筒を見掛けた事があった。
この羊皮を縫い合わせて、中にはゴムを貼り合わせ、
水漏れ防止の加工を施した水筒であるが、西部劇などで、
メキシコやマカロニウエスタンなどの映画で出ていた。

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買って持ち帰ろうかと相談している中国人もいたが、
皆買わずに正解だと思った。なぜならば記念として、
部屋に飾るにしても何となく浮いて見えると思う。
旅行途中や、次の旅行に持って行くには、あまりにも、
大袈裟すぎるような感じがしたからである。

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夏に着る民族衣装がハンガーに掛けられ売られていた。
縫い方や品質を手に取り確認してみたが、お世辞にも、
良いとは言えない雑な縫い方であったが仕方ない。
今ヨーロッパからの旅行者に大変人気なのがウイグル族の
帽子であるが、多彩な刺繍などが非常にブームだそうだ。

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翡翠の類で輝石の硬玉と軟玉があり最高級は羊脂玉という。
ホータンの河で玉を見つけ、更に磨きを掛けた物を売る。
時には少女や少年が玉を売りに歩いたりする姿を見掛ける。
だが、殆どの翡翠の玉は偽物でガラスで出来ている。
よく騙されて買って帰る旅行者が多いが安い時は偽物である。

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「見ざる、言わざる、聞かざる」

「中国上海写真ライフ」では、
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中国各地の旅行先で見掛ける翡翠のブレスレットである。
だが偽物が多く出回っていて、最近の偽物作りの技術は、
日本の技術など中国の足元にも及ばないと最近思う。

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「見ざる、言わざる、聞かざる」という3匹の猿は、
左甚五郎が日光東照宮の門に3匹の猿を寄進しており、
日本独特のものと思っていたが、シルクロードを経由して、
中国から伝わったものだという見解があり、トルファンの
ブドウ畑の土産物売り場で見掛けて信じるようになった。

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トルファンの途中で入った葡萄園の博物館と土産物屋で、
見掛けたブドウの成る木を撮影したが、本物の葡萄のような、
錯覚を起こすほど精巧に作られた葡萄が成る木だった。

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この絵が描かれた時代を聞いた所、130年ほど前だという。
130年前と言えば日本では明治11年で、こう考えると130年前が、
かなり前のような気がするが、新疆では油絵の絵の具があり、
油絵を描く技術が有ったのかと思うと信じがたかった。

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「ウイグル族の子供たち」

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トルファンへ行く途中で葡萄園に立ち寄った。
もし一人でバスに乗って行っているならば、
直接トルファンへ向かっていただろう。

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井戸を掘ってその井戸と井戸を溝を掘りつなげた。
イスラムからの指導との事だったが、砂漠の中で、
水を汲み出すことが如何に大変で難しかったかが伺える。

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ウイグル族の子供たちが、学校の休みを利用し、
葡萄園で採れた干し葡萄を売っていた。中国人の、
子供たちとは違ってイスラム社会の表情をしている。

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砂漠近くでは珍しい青々とした大きな木が聳え立つ。
その横を通り抜けると、博物館の前に出た。
同じツアーの若い二人が中へ入って行く所である。

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